『カクテルあらかると』は今期でいよいよ物語の後半へと突入します。理想に近づこうと切磋琢磨しているバーテンダーたちと、それを見守る大人のバーテンダー、応援している友人たちが登場します。

原作にはない短編を、今期もご用意しています。そのうちの１つは、小説版では文字数的にカットした話でしたが、企画側からの要望もあり、書き出しました。 もう１つ。優の同僚である榊歩のキャラクターをもっと掘り下げた話を、どこかで書きたいと思っていたところ、監督からも歩メインな話をと、新たなキャラの発案、歩たちとの関係等の提案がありました。 このように、企画と監督の要望もおりまぜた、演者さんのお声をイメージしてキャラ作りをした、初の「当て書き」で短編が出来上がりました。

今期の脚本を作成されたのは、企画運営・編集・３役出演と大活躍の、気ままな革職人さんです。以前から深く原作を読み込んで理解していただいてるので、より声劇らしい脚本となり、嬉しい限りです。 第３期の制作が実現したのも、企画運営の気ままな革職人さんと、監督として脚本のチェックから演技面等でも関わってくださった、桜木優役のケンちゃんのお力が大きかったです。

そして、お二人を含め、キャラクターに生命を吹き込んでくださった演者の皆様と、運営補佐の方には、お忙しい中スケジュールを調整して取り組んでいただき、心から感謝しております。そのような思いで、編集された音声を、感動を噛み締めながら拝聴しています。

是非、完成した作品をじっくりお聴きください。数々の素敵ボイスとSEによる、リアルで臨場感あふれる「聴くバー」を堪能いただければ幸いに思います。

（原作・台本担当：かがみ透）

かがみ透さんの作品「カクテルあらかると」の声劇もいよいよ第3章に入りました。
今期も皆様にお届け出来る事をとても幸せに感じます。

第2章で広がった主人公『桜木優』を取り巻く世界がこの章でさらに広がり、いよいよ本格的にバーテンダーとしての修行に入っていきます。
修行先のオーセンティック・バーで出会う同僚の若きバーテンダーたち、それを見守る師匠や人生の先輩たち。
物語はオリジナル・カクテルコンテストに向けて成長する若者たちの物語になります。

今回の作品では本格ボイスドラマとしての作品作りを目指し、ナレーションの入れ方、脚本の作り方など新たな試みに挑戦しています。
キャラクターに命を吹き込む演者さんも前期までのおなじみのメンバーにベテラン、若手が加わり、より多彩なキャラクター構成となっています。
今期の演者は総勢13名。個性豊かな演技とボイスをお楽しみ頂けると思います。
かがみ透の描くバーテンダーの世界、今まで以上にお楽しみ頂ける作品となると思います。

前作までをまだお聞きでない方には是非、第1期からお聞き頂き、若きバーテンダーの成長の過程と経緯をお聞き頂くと、より楽しめる作品となる思います。

活躍の場が広がり多忙な中、原作の見直しと制作に対するアドバイス・応援を続けて下さっている原作者のかがみ透さん、
呼びかけに快く応えて下さった演者の皆様、
今期から監督として作品のテイストの維持、演者さんへのアドバイス、運営の柱として奮闘して下さっている桜木優役のケンちゃん、
補佐として急遽加わってくれた第2期『マティーニに酔わせて』で日菜子役を演じた柚夜澪音さん、
そしてこの作品を聴いて下さる全てのリスナーの皆様に、企画主として深く感謝申し上げます。

どうぞお部屋の照明をリラックス出来る明るさに落として、お好きなグラスを片手に、毎月お届けする『聴くバー』を存分にお楽しみ頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

(企画・編集担当：𝒦*🥂気ままな革職人）

　『カクテルあらかると』第1章『ドライ・マンハッタン』では、音大生と年上女性との、音楽物でもある年の差恋愛物語を描きました。

　迷いもあれば様々な可能性もある、多数派より少数派でも思ったように進んでいけばいい、自分にとって心地よい場所であり、許せて優しくなれるなら、という思いを込めました。

　今回は第2章『モスコミュールな彼女』が声劇化となりました。原作にはないエピソードも盛り込み、コメディ強めのラブコメとなっています。

　小説から台本に起こすのも他作品を参考に手探り状態で、色々反省もしながら第2弾に挑みましたが、演者さんたちによって命を吹き込まれたキャラたちは、小説の描写がいらないほど膨らませていただきました。
　スピンオフ作品では、バー『Something』を訪れる、名もないいわゆるモブ設定の人々が主人公ですが、演者さんによって変身し、イキイキとそこに存在している様には驚きました。
　聴き手も楽しめる、共感出来るキャラクターにそれぞれなっていたことは作者冥利に尽き、大変光栄に思います！

　第2弾本編では、自作の中でも思い入れの強いヒロインとバーテンダーが出会います。
　前作での過去があってこそのバーテンダーの優と、元気でちょっとお人好しな面もある蓮華の二人。その二人を取り巻く人々全員が実に自然な掛け合いで、前作同様、聴き手もその場に参加しているかのように仕上がっています。

　演者さんたちのお力と、企画から演じ手と編集もして大活躍されている気ままな革職人さんのお力に、改めて深く感謝いたします！
　聴き手の皆様には、スピンオフ作品と本編を、「聴くバー」として楽しんでいただけたら幸いです。

（原作・台本担当：かがみ透）

　かがみ透さんの作品「カクテルあらかると」の第2章を皆様にお届けする事が出来てとても嬉しく思います。

　前作では何もかも初めてづくしの手探りでの制作でしたが、今回は前作での反省も活かし、より楽しく質の高い作品作りを目指してきました。 第二期は本編に加えて短編のスピンオフ作品3編も加わり、バー『Something』の世界はより広がりを見せています。

　そして新たなヒロイン『水城蓮華』の登場により優を取り巻く世界も華やかでより広がりを見せています。

　今回の作品では前作に比べコメディ要素が増しているものとなり、聞いていても楽しい場面が多いと思います。 その世界を作り出す役柄は前回の10役から16役に増え、演者は前回に比べ倍増して全11名の大所帯となりました。 演者のレベルも上がり、多様なキャラクターがそれぞれの個性を活かした世界を創り出しています。

　かがみ透のカクテルを取り巻く世界を声で楽しむこの企画、存分に楽しんで頂ける作品に仕上がったと思います。 前作『ドライ・マンハッタン』をまだお聞きでない方にはぜひ前作からお聞き頂ければ『桜木優』の成長の過程についてもより理解が深まる事となると思います。

　ぜひ最後までお聴き頂き、バー『Something』を取り巻く愉快な仲間達の世界をお楽しみ頂ければと思います。 どうぞよろしくお願い致します。

(企画・編集担当：𝒦*🥂気ままな革職人）

初めまして、かがみ透と申します。 今回の作品は音楽とカクテルを題材にしましたが、そうでない世界にも当てはまるのでは、と思いながら描いていました。 大人に向かう時期、これまで迷いもなく築いてきたことにふと疑問が湧いたり、知らなかった世界に足を踏み入れて開花したり、迷いもあればいろんな可能性も秘めていると思います。 大人になっても迷い、間違うこともあります。 多数派より少数派でもいい。 思ったように進んでいけばいい。それが自分にとって心地良い場所であるなら。 許せて、優しくなれるなら。 そんな想いを込めました。 それこそ少数派の埋もれていたこの作品を、気ままな革職人さんに見つけていただき、この度、声劇という形になりました。 演者の皆さんによって、演出によって、キャラたちに命が吹き込まれました！ 素敵ボイスに浸りながら、お酒と一緒に、または寝る前のひとときに、あるいは作業中などのお供に。 そしてまた明日に向かえるちょっとしたエネルギーになってもらえたなら、嬉しく幸せに思います。 どうぞよろしくお願い致します。

（原作・台本担当：かがみ透）

かがみ透さんとの出会いは、僕が音声ライブ配信Spoonで活動している「寝落ち朗読ライブ配信」にてBARを舞台とするお話を探していて、かがみ透さんの作品「マティーニに酔わせて」をライブ配信で朗読する為、読む許諾を頂くメッセージを送った事から始まりました。「カクテルあらかると」もそうですが登場する役が多く一人で朗読するのはなかなかに難しく、それでは声劇にしてみてはどうか？という発案にかがみ透さんが声劇台本化を快諾して下さった所からこの企画がスタートしました。今回声劇化した第1章である「ドライ・マンハッタン」では10人の役が必要で、僕はキャスティングに取りかかり、5人の強力な仲間を得ることが出来ました。今まで演じた事のない役柄をお願いした事もありましたが、演者の皆さん心良く引き受けて下さり制作がスタートしました。演者交代もありましたが録音はスムーズに進み、魂のこもった熱演でそれぞれの役柄を演じて下さいました。ここに初の第1章「ドライ・マンハッタン」を皆様にお届け出来る事になり、演者一同ドキドキとワクワクで一杯です。今回はSpoon内にとどまらず、特に以前から桜木優のファンであられる読者の皆様にもかがみ透さんからご紹介して頂ける機会を得てとても嬉しく思います。「カクテルあらかると」の世界を「声で」より多くの皆様に楽しんで頂けたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願い致します。

(企画・編集担当：𝒦*🥂気ままな革職人）